モニタリングは、成功体験の積み上げ、上司からのアドバイス、と共に、自己効力感を形成するための重要な要素である。
未経験の仕事は、経験のある人を間近で観察(モニタリング)する機会があればよい。
自分が、実際にはやったことがなくても、やっている人を見ていればイメージできる。
うまくやっている人が、身近にいると自分もできるような気分になるものだ。
あるアスリートは、このように話している。
日本にいると、まず日本一を目指す。
しかし、アメリカにいると周りには世界を目指す人がいっぱいいるので、初めから世界一を目指すようになる。
この考え方の差は、とても大きい。
モニタリングの違いだ。
良いモニタリングを繰り返すことによって、徐々に安定的な自己効力感が形成されていくのである。