会議やミーティングで、
話題があちこちに飛んでしまって、たいした成果をあげられなかった、
という経験はないだろうか。
話題があちこちに飛んでしまって、たいした成果をあげられなかった、
という経験はないだろうか。
たとえば、
新たな顧客管理システムの導入について会議を始めたにもかかわらず、
途中で誰かが「成果に連動した評価制度の見直しが必要では?」と言いだす…
その指摘自体は検討する価値があっても、本来の議題とは無関係である。
その後も、本題とあまり関係のない話題がつぎつぎと挙げられ、
議事進行が妨げられて、当初の議題に戻れなくなってしまう…
そんなときには、「パーキングロット(駐車場)法」が力を発揮する。
会議の進行役がホワイトボードに、
話題に挙がってきた本来の議題とは無関係なテーマを記録しておくのである。
こうしておけば、ひとまず書き留めて、すぐに本来の議題に戻れる。
後で話すべき議論は一時的に避けて、当初の議論に専念することができる。
議論がそれてるな、と感じたとき、
ぜひ「パーキングロット」を使ってみよう。
このテクニックは、ひとりで作業をするときにも応用できる。
ある作業に集中しているときに、
アイデアがひらめいたり、なにか重要なことを思いだしたりしても、
それが現在の作業と無関係なら、そちらに注意をそらしてはいけない。
あとで考えられるようにそれを書き留めておき、
すぐに本来の作業にもどるのである。
作業に取りかかる前に、
自分専用の「パーキングロット」を用意しておくのがよい。
スマホの「メモ」機能を使ってもいいし、紙のメモ帳でもいい。
書き留めることによって、頭の中がすっきりするし、気も散らなくなる。
メモをとらなかったばかりにせっかくのアイデアを忘れてしまった、
ということもなくなる。