リーダーとメンバーが信頼頼関係を築くためには、
リーダーがメンバーに関心を持つことに加えて、
リーダー自身がメンバーに自己開示していくことが大切である。
自己開示とは、
自分のこと、自分の思っていること、自分が感じていること、
を相手に話して、内面をオープンにすることである。
リーダーが自己開示するときは、「いつ」「何を話すのか」がポイントになる。
1.いつ話すのか
メンバー全員が集まる朝礼などの場がよい。
メンバーとの1対1の時間を使うのもよいが、
リーダーが、自分のことを話し続けるのは避けるべきである。
メンバーと1対1の時間は、できるだけメンバーの話を聞く時間にしたい。
リーダーが自分の考えを伝えるときには全員に伝える。
メンバーの話を聞く時間には集中して聞く。
この2つを切り分けるのがよい。
2.何を話すのか
メンバーは今、何に興味関心があるのか、
リ-ダーとして、どんなメッセージを発信することが効果があるか、
メンバーのことを考えて、メッセージを伝える。
リーダーの思いを一方的に伝えるのではなく、
メンバーにとって意味のあることを発信したい。
リーダーが良かれと思っていることでも、
必ずしもメンバーが同じように受け止めるとは限らない。
メンバーの立場になって考えることは、
リーダーとメンバーが良い人間関係を構築するための原点となる。