少し努力すれば、手に入れることができたかもしれないのに、
それに気づかなかったばかりに、手に入れることができなかった…
という経験はないだろうか?
それに気づかなかったばかりに、手に入れることができなかった…
という経験はないだろうか?
リクエストとは、そのようなチャンスを明らかにして、
それに意識を向けさせるために有効なスキルである。
「指示」「命令」とは、異なるものである。
リクエストという刺激により、相手は今認識していない可能性に気づく。
それをつかみとろうとして、現在の能力を超えて考え、行動を始める。
価値のあるリクエストは、想像を超えた行動や成長を引き出すのである。
リクエストは、
相手が自分の想定範囲を超えて実現しようとする「きっかけ」であり、
同時に、相手の潜在的な力を信じていることを伝える「手段」でもある。
リクエストには、次のようなメリットがある。
1.人を飛躍的に成長させる
これまでの無意識の思考や行動の枠の外に相手を導き、
2.次のステップへのマイルストーンとなる
リクエストの内容がそのまま実行できなかったとしても、
他の選択肢への道しるべやヒントとなる。
相手の成長や成功のために、「相手に行動を求める」ことである。
リクエストは、「自分のため」に要求するではなく、
リクエストを受けた相手は、3つの選択肢から対応を選ぶことができる。
1.受け入れる
2.断わる
3.交渉する
リクエストをすると、断られるのではないかという怖さがある。
でも、「指示」「命令」とは、異なり、選択肢は相手にある。
リクエストは提案の一つであり、選択肢は相手にある。
たとえ、リクエスト通りには行かなくても次の行動への材料になるはず。
価値のあるリクエストを行うためには、このことを認識して、
相手とも共有しておく必要がある。
この3つの選択肢を認めることができず、必ず実行してほしいときは、
リーダーは、「指示」「命令」として伝えることが必要である。
リーダーとして、
どんな目的で、どんなときにリクエストを行うかを明確にしてみよう。