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3行127字のマネジメント「三行堤報」

サトーホールディングスで、40年以上続く伝統がある。
それが「三行提報(さんぎょうていほう)」である。

毎日、社員が会社をより良くするための提案を、
3行127文字以内で、専用システムに入力する。
国内の社員約2000人が、毎日欠かさず実行している。

社員から出された「三行堤報」は、
スクリーニングチームによって選別され、
50通程度に集約される。
社長には毎日その50通が送られるとのことである。

送られた提案は、社長自ら目を通すという。

現場社員の提報が、直接経営トップに届くため、
現場の生の情報が確実に伝わる。

当初は、社員から経営に関する有益な情報を
吸い上げることを目的に始められたいう。
現在はデータベース化され、経営トップからの指示やコメントも含めて、
社員間で共有するナレッジマネジメントへと発展している。

3行提報は、社員一人ひとりが経営者の視点でものを考える意識の醸成につながっている。

一般に、製造現場では、日々「改善提案」が出されている。
でも、管間部門では、そういった活動がほとんどない。

管間部門は、製造現場に比べると、
生産性の定量化が困難であるということも理由の1つ。

サトーホールディングスで実施されているように、
全社員が「よりよくするための提案」を3行で考え続けるということは、
全組織の活力アップには、とても効果がある。

127文字と言えば、Twitterでつぶやくくらいの量。
でも毎日継続して考えることで、大きな意識変革につながる。

責任者プロフィール
竹村孝宏

中小企業診断士、キャリアコンサルタント、産業カウンセラー。大阪市立大学商学部卒業、豪州ボンド大学大学院経営学修士課程(MBA)修了。
㈱デンソーで企画、営業、人事、中国上海駐在を経験、「低コストプロジェクト」で社長賞を受賞するなど活躍した後、独立。現場での多くの経験をベースにした実践的コミュニケーション、モチベーションアップを軸としたプログラムを提供している。日経クロステックに連載中。著書は、「仕事が速い人は何をしているのか?ビジネスフレームワーク活用法」(セルバ出版)
「30代リーダーのための聞く技術・伝える技術」(中経出版)等、多数。

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