仕事や勉強をする上でモチベーションは欠かせない。
でもモチベーションを維持することは難しい。
ちょっとしたきっかけで低下し、
それが慢性化してしまうことも少なくない。
そもそも「やる気」とは、
「やらなくても死なないことをする」ときに求められるもの。
猛獣に襲われたら、どんなにやる気のない人でも全力で逃げるはず。
猛獣に襲われたら、どんなにやる気のない人でも全力で逃げるはず。
これに比べで、仕事や勉強にはそこまでの切迫性はない。
その程度の対象に精力を傾けるのは、ある意味で不自然なことなのである。
だからこそ、意識的に心をコントロールする工夫が必要となる。
脳科学的にみた場合、「心」というものは重視されない。
外部の刺激に対する脳の反射があるだけである。
まず外の事象があり、それに内部が反応する。
すなわち、
「モチベーションがあるから行動できる」
という考え方ではなく、
「行動するからモチベーションが発生する」
のである。
したがって、まずは何か行動することが重要になる。
でも、人は何かを着手するときが一番おっくうに感じるもの。
そのため、とっかかりのハードルをできるだけ低くするのがコツである。
まず簡単な作業から始めることで、
脳の活性化エネルギーを少なく済ませることができる。
こうすることで「着手」することに慣れていくと
継続性が生まれてくる。
継続性が生まれてくる。
歯磨きと同じように、
「やらないと落ち着かない状態」にまで持っていければ、
最終的に習慣化の域に到達させることができるのである。